【完全保存版】メンズスキンケア初心者のバイブル 肌の構造・肌質・やり方・商品別・成分・よくある質問を網羅

【完全保存版】メンズスキンケア初心者のバイブル 肌の構造・肌質・やり方・商品別・成分・よくある質問を網羅

近年、身だしなみを整えるのが大人のマナーとなり、洗顔はもちろん、化粧水や乳液などを使ったスキンケア、紫外線対策に日焼け止め、より良い印象を与えるために男性メイクなど、幅が広がっています。
この記事では、男性の中でも、「スキンケアを始めたいけど、やり方がわからない。」「そもそも何でスキンケアが必要なの?」などスキンケア初心者にとって、マニュアル記事となるように、メンズスキンケアの広がり、男性肌の特性、肌質、スキンケア方法、チェックしておきたい成分、メンズスキンケア商品の選び方、よくある質問、おすすめ商品というように網羅的に書いております。
ぜひご参考ください。

目次

メンズスキンケアの広がり

メンズスキンケアの広がり

「スキンケアは女性がするもの!」とイメージがまだ残っているかもしれませんが、確実にスキンケアをする男性は増えてきています。その証拠に男性向けの化粧品は10年前と比較し、格段に増え、最近では男性用メイクの商品も出てきています。
その背景として、大きく寄与しているのが、女性の社会進出、ジェンダーレス男子の活躍の2つです。
職場や取引先の女性割合は毎年増えており、匂いや見た目に気をつける必要性が高まってきています。さらに最近では、清潔な肌がビジネスでも有利に働くという調査結果が出ているほど重要視されています。また、性別の垣根を越えるジェンダーレス男子が女性向けのメイクやファッションをすることで、世間でも男性も綺麗になることへのハードルが低くなりました。
こうした背景でメンズスキンケアはすごい勢いで普及しつつあります。

男性肌の特性

それでは、まずは男性の肌と女性の肌の違いについてまとめていこうと思います。

皮膚が厚い

肌が厚い

男性は女性より皮膚が厚く、紫外線のダメージを受けにくいと言われています。そのため、若い男性は女性のように日焼け止めクリームを日常的に使用していないのにそばかすやシミが少ないんですね。
しかし、ダメージを受けていることは間違いありませんし、40代ぐらいになると、沈着し続けたメラニン色素で徐々にシミが発生し、目立つようになってくる人も多いですよね。

水分量が少ない

水分量が少ない

男性の肌に含まれる水分量は女性の約半分しかないようです。つまり肌の乾燥を招きやすいのです。そして、肌の乾燥が進むと、後々のシワやたるみの原因となります。角質層から水分が抜け出し、肌の水分がしっかり保持されていないと、細胞の並びがバラバラになり、「キメが粗い」状態になります。
この状態が改善されないことで「乾燥じわ」へと変化していくのです。しわの種類にはその他に表情ジワやエイジングジワというものがありますが、水分不足により発生する(スキンケアで対策できる)シワはこの乾燥じわです。

皮脂量が多い

油分が多い

肌の水分量が少ないにも関わらず、男性の皮脂量は女性の約3倍あると言われています。
皮脂には水分を蒸発しにくくさせ、潤いを保つために分泌されます。つまり水分の替わりになろうとするのです。これはヒトが備えている非常に重要な機能ですが、一方で過剰分泌されると「不潔な印象」を与えて、ニキビなどの原因にもなってしまいます。
この悩みを解決するために洗顔を頻繁に行う男性もいますが、洗顔は必要以上に皮脂を落としてしまうことがほとんどです。そして、それにより、肌のバリア機能が低下し、肌が乾燥すると、水の代わりになろうと油を分泌します。つまり、過度の洗顔はさらなる肌のテカリにつながります。
そのため、その後に化粧品(化粧水や乳液など)で適切な水分と油を肌に与えてあげることを心がけてください。

髭剃りの影響

髭剃りダメージ

肌そのものが持つ性質の大きな違いは上記の3つですが、その他に男性の多くの方は髭剃りをします。髭剃りは肌を守る役割を持つ角質と皮脂膜にダメージを与えます。
そのため、肌の乾燥を招きやすく、髭剃り後は肌がカサカサしたり、ヒリヒリしたり、赤みがでたりします。また、角質が削られることで、細菌が侵入しやすくなり、髭剃りによる傷口から菌が体内へ入り込むことで、毛嚢炎(もうのうえん)やニキビなどの炎症を起こす危険性も高まります。
このように髭剃り後は、敏感肌になりやすいので、スキンケアが重要になります。
アルコール(エタノール)は抗炎症、抗菌効果があるので、ニキビ予防や肌の引き締めには期待できますが、肌が敏感になっている状態で刺激性のあるエタノール成分を含む化粧品でアフターシェービングケアをした場合、痛みが伴うこともありますので、気になる方はアルコールフリーの化粧品を選ぶようにしてください。

保湿ケアの重要性

結論から言うと、男性のスキンケアで最も大切なことは保湿です。
保湿とは、肌に十分な水分を保つことです。一般的に化粧水とは肌に水分を与えるためのものですが、当然ながら水分は蒸発していきます。そのため、化粧水だけの使用だと、せっかく与えて潤った水分が抜けていき、元に戻ってしまうこともあります。そこで水分が蒸発しないようにする役割(エモリエント効果)を持つのが油であり、化粧品だと乳液やクリームがその役割です。
そのため、化粧水をつけて、乳液をつけて、最後に美容液をつけるというように複数ステップでのスキンケアが日本では一般的になっています。そんな中、最近忙しい人・スキンケアが面倒な人向けに売れ始めているのが「オールインワン化粧品」です。これは化粧水・乳液・美容液・クリームを一本にまとめたもので、今まで複数ステップが必要とされてきたスキンケアがワンステップと非常に簡単になったと評価されています。また、最近ではUVカット成分を含んでいるものまで販売されています。
それでは次に、保湿はなぜ肌に重要なのかを「バリア機能」と「ターンオーバー」というキーワードを用いながら説明します。

バリア機能の働きとターンオーバーの関係性

バリア機能とターンオーバーの関係

人の肌には、元々水分を逃がさないための機能「バリア機能」が働いています。しかし、紫外線や、髭剃り、またストレスや食生活などの内的要因が原因で、肌表面のバリアが破壊され、本来、止まるべきの水分量が蒸発していきます。スキンケアで重要な保湿は、その場しのぎの水分補給を目的とするものではなく、保湿により、バリア機能を復活させることです。
ちなみに「バリア機能」はその他にも、外的刺激から肌を守る役割があります。

ターンオーバーとは

肌が生まれてから死ぬまでのサイクルを、「ターンオーバー」といいます。皮膚は「表皮」、「真皮」、「皮下組織」から成り、さらに表皮は内側から、「基底層(きていそう)」「有棘層(ゆうきょくそう)」「顆粒層(かりゅうそう)」「角質層(かくしつそう)」の、4層構造となっています。表皮の一番奥の「基底層」で細胞が生まれ、一定の期間で角質層まで押し上げれ、最後は垢となって自然にはがれ落ちる、このサイクルがターンオーバーです。
20代の適切な顔の肌のターンオーバーは約4週間のサイクルといわれています。しかし、加齢により、ターンオーバーの速度は遅くなります。
ターンオーバーが遅いと、垢(老廃物)がいつまでもはがれず、肌がゴワつきます。老廃物が毛穴に詰まり、ニキビや吹き出物の原因になり、また、紫外線の影響で発生したメラニンがお肌に留まって、シミもできやすくなります。
逆にターンオーバーが早すぎると、まだしっかり育つ前の脆い細胞が角質層まで上がってしまいます。弱い細胞は非常に剥がれやすく、ますますターンオーバーが早くなっていくという悪循環になります。乾燥し、肌の赤みが出たり、肌荒れしやすくなります。皮脂の多い人はニキビが出来るようになり、過敏な肌になります。

バリア機能とは

「バリア機能」とは、ターンオーバーで基底層から押し上げられたわずか0.02mmの角質層がうるおいを蓄え、乾燥と外部刺激から肌を守る役割のことをいいます。
角質層の中には、水分を抱えた「角質細胞」が、レンガのようにびっしりと積み重なっており、「角質細胞間脂質」が角質細胞の間の隙間をぴったりと埋め合わせています。
角質細胞間脂質には、水分を保持するはたらきをする天然保湿因子があり、外部からの異物侵入や、水分蒸発を防いでいます。
男性の肌は水分量が少なく、また、間違った洗顔や、髭剃りなどのダメージでバリア機能が低下しがちです。バリア機能が低下すると、刺激に弱くなったり、水分が逃げやすい肌になってしまいます。

適切な「ターンオーバー」と「バリア機能」には

バリア機能の改善は、ターンオーバーの正常化によってなされます。
ターンオーバーを正常に保つためには、睡眠時間や生活習慣の改善が大切ですが、スキンケアとしてはやはり保湿です。特にセラミドを肌に与えることが重要です。肌に潤いを与え、ターンオーバーの改善をしましょう!また、男性のターンオーバーは遅れがちなので、適度なピーリング(古い角質を取り除き、ターンオーバーを正常にする「角質ケア」の一種。)を行なうことが効果的です。しかし、無理やりピーリングをしたり、顔を洗いすぎたりしているとターンオーバーが逆に早まり過ぎてしまいます。ターンオーバー改善には保湿力が高く、健やかなピーリングが期待できるスキンケア商品を使いましょう。成分としては乳酸桿菌が配合されたものはゆるやかなピーリングが期待でき、ターンオーバーが遅い人でも、早い方でも、安心して使えます。
ターンオーバーが正常なサイクルであれば、健やかな細胞が肌を角質層でバリア機能として働いてくれます。

肌質の違い

ここまでの解説で、男性の肌には「保湿」が重要であることはご理解いただけたと思います。
しかし、自身の肌質を把握しておくと、メンズスキンケア商品を選ぶ際の重要な判断基準ができますので、以下でチェックしてみましょう。

まずは敏感肌かどうかを見極めよう

最初に自分の肌質で確認しておくべきことは敏感肌かどうかという点です。
敏感肌とは、年齢や体質に関係なく肌への刺激に対して肌トラブルを起こしやすい肌のことで、強くこするなどの物理的刺激やアレルギーを含む化学的刺激になどに敏感になってしまいます。
敏感肌の方は人一倍使用する化粧品や生活習慣に注意が必要になります。

では、どうやって自身が敏感肌であるかどうかを見極めるか、それは実は難しい話なんです。
なぜなら敏感肌の定義はなく、数値化してチェックできるものではないからです。しかし、一般的に以下の状況で肌トラブルを感じた場合は敏感肌である可能性が高いので、スキンケア商品の選び方には気をつけていきましょう。

チェックポイント!
(1)カミソリ負けしやすい
(2)外用薬や香水にカブれたことがある
(3)温度変化で顔がすぐに赤くなる
(4)日光にあたるとヒリヒリする
(5)洗顔後、アルコール成分のある化粧品を使うと染みる

自分の肌質を4タイプに分類

肌質の分類

適切なスキンケアを行い、綺麗で健康的な肌にしていく(維持していく)ためには、肌質を分類していくことが重要です。上記の内容をもとに、敏感肌かどうかをチェックしてもらい、その上で自身の肌質を分類していきます。
基本的には肌の水分と油分を軸に問診で分類する方法が取られています。ただし、一般的には水分計や油分をチェックするリピッドマーカーなどを持っていないですので、視診のみでできる分類方法をお伝えします。
※もしより詳細に自身の肌を知りたい方はデパートの化粧品カウンターなどで肌診断できると思いますので、ぜひ足を運んでみてください。

視診の際は目の下2cmぐらいの頬で確認します。
チェックシートは以下の通りですので、ぜひ試してみてください。洗顔後、綺麗なタオルで優しく、しっかりと水分を取った状態で確認するようにしましょう。

4分類した肌質の特徴

上記のチェックシートで4つの肌質に分類しましたが、それぞれの肌質の特徴は以下のとおりです。

肌質チェック

各肌質の特徴
【普通肌】しっとり、みずみずしく、皮脂分泌量は比較的少ない(つまり、赤ちゃん肌みたいなイメージ)

【脂性肌】しっとり、みずみずしく、皮脂分泌量は比較的多い(思春期時代のニキビ肌のイメージ)

【乾燥型脂性肌】肌の保湿力が足りていなく、カサつき気味だが皮脂分泌量は比較的多い。キメが荒く、ニキビ・吹き出物ができやすい(中高年男性に多く見られる肌のイメージ)

【乾燥肌】肌の保湿力が足りていなく、カサつき気味で、また皮脂分泌量も比較的少ない。キメは平坦。(荒れ肌、アトピー肌のイメージ)

肌質ごとのスキンケアを意識しよう

今までで自身の肌質について理解したところで、自身の肌質に適したスキンケアを紹介します。
基本的に“保湿”が重要な要素になっていますが、それぞれの肌質に合わせて少しスキンケア方法を変えていくことで、より良い肌作りができます。

肌質別スキンケアポイント
【普通肌】比較的肌の状態は良いので、その状態を保つことが大事!(例:日差しによる紫外線の対策、冷暖房などによる乾燥の対策など)

【脂性肌】水分補給主体の保湿スキンケアと洗顔方法に工夫が大事!

【乾燥型脂性肌】水分補給主体の保湿スキンケアと洗顔方法に工夫(Tゾーン、Uゾーンの違いにも意識)が大事!

【乾燥肌】水分と油分を適切に与える保湿スキンケアが大事!化粧水、乳液、クリーム、美容液など複数ステップのスキンケアが面倒な方はオールインワンタイプの活用がおすすめ!

肌質は変化する

肌質というものは年齢、季節、生活習慣、スキンケアによって変わっていきます。
年齢を重ねたり、季節が変わったり、生活が変わったりしたタイミングで適宜、肌状態のチェックをしていき、適切なスキンケアを行なっていきましょう。

メンズスキンケアのやり方

ここでは、スキンケア(洗顔、化粧水)を行うときの基本的な方法を紹介していきます。

洗顔のやり方

洗顔のやり方

1.手でしっかり泡立て、顔に優しくつける

泡には汚れを対象物から吸い出すようにはがし取り、包み込むという作用があります。そのため、手のうえで、しっかりと泡立てましょう。泡立てが苦手な人は、泡立て用ネットを使うのがおすすめです。
泡の量が少ないと肌への摩擦が大きく、負担になります。そして、優しく顔につけてください。

2.ぬるま湯で洗い流す

より一層汚れを落とすためといって、熱いお湯で洗い流すことはNG。必要な皮脂まで落としてしまい、乾燥してしまいます。そして、毛穴を引き締めるためといって、冷水で洗い流すこともNG。冷水だと汚れが落ちにくくなります。
そのため、32℃ぐらいのぬるま湯で洗い流すのが理想です。

3.Tゾーン、Uゾーンは意識して洗顔する

Tゾーン(額・鼻)は一番皮脂が出やすいので、最初に洗顔フォーム・クリームをつけてあげて、その後、あまり皮脂がでないUゾーン(頬)につけるという順番がおすすめです。
なお、目や口は皮膚が薄いので、あまり力を入れすぎないように注意してください。

4.すばやく、かつしっかり洗い流す

泡を長い時間顔につけておくと、汚れだけでなく、肌の成分まで落としてしまい、乾燥を起こしてしまいます。
また、顔に洗顔料が残ったまま、タオルで拭き取るのもよくないので、しっかり洗い流すようにしましょう。

5.洗顔回数は1日2回までに抑える

洗顔料は脂を取る力が強いので、何回も洗顔料を使って、洗顔すると必要以上に皮脂が奪われ、逆に肌にダメージを与えることになります。
洗顔はスッキリするので、何回も行いたい気持ちはわかりますが、多くても朝と夜で1日2回までにしておきましょう。

化粧水のやり方

スキンケアのやり方

パッティング

化粧水やオールインワンを顔にパシパシと叩きながら浸透させる方法を「パッティング」と言います。本来はコットンを使って、肌になじませる方法ですが、一般的にコットンを使用する男性は少ないと思いますので、見よう見まねで、スキンケアを肌に塗った後、直接手でパシパシと顔を軽く叩きながらなじませる方もいます。この方法では、普通に塗るより、肌の水分保持能力が高くなることがわかっています。また、肌の高保湿性と血行の改善などの効果が実証されているという情報もあります。
ただし、力強くパッティングをすると、「赤ら顔」の原因になったり、また、肌のバリア機能が破壊される恐れがありますので優しくパッティングしましょう。

ハンドプレス

もう1つ「ハンドプレス」と言う方法もおすすめです。ハンドプレスとは、手のひらと指を使って行うスキンケア方法です。手のひら全体で顔を包み込むようにしながら、やさしく肌に圧をかけると言う方法で、手のぬくもりで化粧水を温めることで肌への浸透力が高まります。
ここでも注意が必要なのは、パッティング同様に力を入れすぎないこと!イメージは、手のひらや指を肌に密着させる程度の強さです。化粧水の浸透率は上がり、保湿はもちろん、血行促進効果も期待できます。

チェックしておきたい成分

これまでで、男性の肌の特徴、保湿の重要性、肌質の違いが分かってきたと思いますので、ここではもう少し専門的に踏み込んで、スキンケア商品を選ぶときにおすすめの成分と避けるべき成分を紹介していきます。

おすすめの成分

おすすめの成分については、メーカー独自の成分などもあり、固有名称を挙げればキリがないため、各社共通で使われている成分で紹介します。

おすすめの成分

保湿にはセラミド

肌水分の保持に欠かせないのが細胞間脂質で、その50%以上は“肌の必須成分”、”保湿の王様”と言われているセラミドです。つまり、バリア機能を正常に働かせる主役の成分ということです。非常に重要な成分ですが、その分、原料費が高いと言われています。そのため、もし激安でセラミド配合の場合は、配合量はごく微量と判断できます。
また、セラミドには種類があり、ヒト型セラミド、馬セラミド、植物セラミド、類似セラミドがあります。その中でもヒト型セラミドが人の肌にあるセラミドと同じ形をしていて、バリア機能の改善に最も適したセラミドですので、ヒト型セラミドの配合有無は必ずチェックしましょう。

ヒト型セラミドの成分は以下のとおりです。

・セラミドEOP(セラミド1)
・セラミドNS 又はNG(セラミド2)
・セラミドNP(セラミド3)
・セラミドAP(セラミド6Ⅱ)
・セラミドEOS(セラミド9)

ニキビにはグリチルリチン酸2K

ニキビ対策の化粧品を見ると、サリチル酸を配合されていることが多いです。たしかにサリチル酸は抗炎症作用があり、ニキビ予防には有効ですが、一方肌への刺激が高い成分とされているので、敏感肌の方は特に注意です。そこでおすすめなのが、グリチルリチン酸2Kです。グリチルリチン酸2Kはサリチル酸に近いレベルで抗炎症作用があるだけでなく、かなり刺激が低い成分ですので、ニキビ対策にはこの成分が1つのポイントです。もちろんニキビも長期的な目線で考えた場合、根本改善にはターンオーバーの正常化、バリア機能の改善が必須ですので、保湿が重要であることは念頭に置いておいてください。また、医薬部外品になると、配合量が多く、効果も高まりますが、その分肌への影響度合いも高まるので、肌質によっては合わないこともあります。

洗顔にはステアリン酸

洗顔はベース成分となる界面活性剤が主役となりますが、その中でステアリン酸の位置に注目しましょう。洗顔の界面活性剤のほとんどはステアリン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸が使用されています。(たまに石ケン素地やカリ含有石ケン素地、カリ石鹸素地という名称がありますが、これらを水酸化KやNaで反応させた成分ですので、大体は同じです。)
この中でもステアリン酸というのは選択洗浄性が高く、必要な汚れや皮脂だけを落とし、残すべき成分を肌に残しやすくなります。そのため、肌の乾燥を少し防ぎやすくなります。洗顔料の成分を見るときはステアリン酸がミリスチン酸とかより前に来ているか確認してみましょう。

避けるべき成分

せっかくスキンケアするのに、刺激性の強い成分の入った化粧品を使うことで逆に肌にダメージを与えてしまうのはもったいないです。そのため、添加物を中心に無配合が望ましい成分を紹介していきます。

避けるべき成分

エタノール

アルコールであるエタノールは、清涼作用防腐・殺菌作用、また肌を引き締める作用(収れん作用)がありますが、皮膚刺激が強く敏感肌には向きません。
さらに、高い揮発性があり、必要な水分も一緒に蒸発してしましいます。液体が蒸発する際には、周囲から熱を吸収するため、エタノールが配合されているスキンケア商品を使うとひんやりと、清涼感があります。このことからエタノール配合のスキンケア商品は乾燥を招くといわれています。
少し似ている成分としては、メントールも清涼感を与える成分ですので、要注意です!
ただし、「エタノール」とつく成分が配合されているからといって、必ずしも、上述のアルコールが配合されているとは限りません。
代表例として、「フェノキシエタノール」という成分がありますが、これは、エタノールではなく、人の肌に負担が極めて少なく、防腐を目的として配合される成分です。

パラベン

スキンケア商品などの化粧品には防腐剤が不可欠です。しかし、その中でも比較的刺激が強いものとしてパラベンを挙げます。

パラペンとは、「旧表示指定成分」に指定された石油系防腐剤です。旧表示指定成分とは”体質によってアレルギーなどの皮膚トラブルを起こす恐れのある成分のこと”です。

パラベンは刺激が強く、肌荒れの原因のもとになるといわれています。また、ホルモンバランスを崩すとされていて、配合量は微量であるため安全だという声もありますが、石油系合成防腐剤はなるべく避けたいところです。

パラベンの主な種類としては

・プチルパラベン
・プロピルパラベン
・エチルパラベン
・メチルパラベン

などがあります。

旧表示指定成分

他にも洗顔料やシャンプーなど汚れを落とす化粧品に使われるラウ○○(ラウレス、ラウリン、ラウリル)系も刺激の強い界面活性剤(その分、泡立ちや洗浄力が高い)ので、気をつけておきましょう。
また、上記のパラベンで説明したように”体質によってアレルギーなどの皮膚トラブルを起こす恐れのある成分”として旧表示指定成分があります。全部で102成分あるので、気になる方は「102の旧表示指定成分一覧表(一般社団法人 日本オーガニックコスメ協会)」をご覧ください。

メンズスキンケアの選び方

ここまで読んだ方はかなりスキンケアに詳しくなったと思います。しかし、それでも実際にどういう基準で選ぶべきかがわからないという方向けに要点をまとめて私なりのメンズスキンケアの選び方を紹介します。

保湿力の高いものを選ぶ

何度も保湿の重要性や成分を述べてきたので、大丈夫かと思いますが、保湿成分、特にヒト型セラミドが配合されているものを選びましょう。

メンズスキンケアの選び方

オールインワンタイプのものを選ぶ

スキンケア初心者が陥りやすいこととして、スキンケアを継続できないことや間違った使い方をすることです。あまり自信がない人は化粧水も乳液、クリーム、美容液の役割を1つにまとめたお手軽なオールインワンタイプの商品を選ぶようにしましょう。

避けるべき成分が入っているものを除く

エタノールやメントールなど清涼成分は一時的にスッとして気持ち良いかもしれませんが、揮発性が高く、乾燥肌の原因になりますし、敏感肌の方にとっては痛みを与える可能性があります。他にもパラベンなどの添加物も肌への刺激になりますので、気になる方は必ず公式サイトなどで成分をチェックしてください。せっかくスキンケアをしても逆効果になるのは非常にもったいないです。

よくある質問

メンズスキンケア商品を選ぶ知識としては今までの内容で十分ですが、プラスαで、よくある質問を紹介していきます。

メンズスキンケアのよくある質問

Q1.オールインワンと化粧水&乳液はどっちが良い?

A1.スキンケアに必要なことは、適切に水分と油分を与え、水分を保持することにあります。そのため、適切にスキンケアできるのであれば、オールインワンでも化粧水&乳液でも構いません。もちろん、オールインワンだから効果が低い、高いといったものではないので、ご安心ください。あとは、スキンケアすることが面倒と感じているのであれば、オールインワンで、ブランドで買い揃えたいということであれば、化粧水と乳液というように好みなどで決めていいと思います。

Q2.市販の安いスキンケア商品でも良い?

A2.正直判断に迷う質問ですが、成分をチェックしたうえで、少し値段をかけても良い商品を購入すべきと思います。市販の安価な商品は製造コストを下げるために高価かつ重要な成分(セラミドなど)はほとんど入りません。また、保存性を高めるために肌にはやや刺激のある添加物を大量に入れることもあります。もちろん高い商品=良い商品というわけではありませんが、基本的に価格を高くするためにはその分満足してもらえる価値を持たせるために良い成分配合にしていると思われます。

Q3.メンズスキンケアは女性向けと何が違う?

A3.女性向けは男性よりも肌が薄く、刺激に敏感と言われています。また美白を求める方も多いことから、低刺激処方や美白成分配合の商品が中心です。一方、男性はスキンケア知識が乏しいことやさっぱり系が好まれることから、メントールやエタノールなどの清涼成分や爽やかな香り成分を配合された商品が中心です。近年、保湿の重要性が広まってきたので、ようやくアルコールフリーの商品も多くなってきたところです。

Q4.入浴後は肌が潤っている?

A4.たしかに入浴すると肌の水分量は増えます。しかし残念ながら、お風呂上り、肌は急激に乾燥し、10分後ぐらいには入浴前の水分量より少なくなっていることが研究結果として出ています。そのため、入浴後はすぐにしっかりと保湿してあげてください。

Q5.乳液だけでもいい?

A5.スキンケアの知識がない場合、よく分からないけど、「(化粧水と同じと思い)まぁ乳液をつけておけば、大丈夫」と勘違いされることもありますが、大事なのは水分と油分を適切に与え、水分を保持することです。乳液はあくまで油分を与え、化粧水で与えた水分が逃げるのを防ぐ役割です。水分も与えていないのに蓋をしても意味がないので、順番には気をつけましょう。その点、オールインワンタイプは化粧水と乳液の役割を同時に果たすことができるので、初心者にはおすすめです。

おすすめのメンズスキンケア商品

最後にこれらを踏まえて、筆者が選ぶメンズ洗顔、メンズスキンケアのおすすめ商品をそれぞれ紹介します。これまでの情報を参考に自身で選ぶのも良し、自信がないので、おすすめ商品を使ってみるのも良しです。

メンズ洗顔 おすすめ商品

BULK HOMME THE FACE WASH

メンズコスメブランドとして有名ですが、特に評価したいのは洗顔です。一部注意したい点もありますが、おすすめできるのは以下の点です。

the face wash

泡立ちが良い

洗顔の肝となる界面活性剤は「カリ含有石ケン素地」という成分が使われています。これは高級脂肪酸(パルミチン酸やラウリン酸など)に水酸化Naと水酸化Kを反応させて作る成分ですので、メーカーによりやや異なりますが、泡立ちの良さを考慮すると、刺激が強いラウリン酸が入っていると思われます。これにより刺激の観点は少し注意ですが、泡自体は非常に良く、気持ち良い洗顔ができます。もちろん洗顔後はしっかりと保湿ケアしてくださいね。

500円で試せるBASICコースがある

BASICコースはBULK HOMMEの2,000円の洗顔(THE FACE WASH)と3,000円の化粧水(THE TONER)と600円の泡立てネット(THE BUBBLE NET)と500円の詰め替えボトルがセットになった定期便コースです。
個別で購入すると合計6,100円(税別)ですが、約91%OFFでなんと500円(税別)で始めることができます。ただし、2回目を受け取らないと3,000円のキャンセル料がかかることが難点ですが、それでもBULK HOMMEが気になる方は試す価値ありです。

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メンズスキンケア おすすめ商品

HOLO BELL トータルスキンケア保湿ジェル

この記事で紹介してきた理想の商品と思えるのが、HOLO BELL(ホロベル)のトータルスキンケア保湿ジェルです。認知度はまだ低いかもしれませんが、成分、使用感など総合的に間違いなく最高クラスです。

ホロベル トータルスキンケア保湿ジェル

保湿力が高い

ヒト型セラミド3種、スーパーヒアルロン酸、バラフと高い保湿力を有する成分がしっかり配合されている上に神奈川大学の特許技術の三相乳化技術を活かしたことで長持ちする高保湿が約束されていると思います。

肌にやさしい

先ほどの三相乳化技術の効果は高保湿だけでなく、低刺激での製造も可能にしています。さらにアルコールフリー、パラベンフリーを始めとする7大添加物が無配合ですので、敏感肌の方はもちろん、肌質を選ばずに使えるでしょう。肌に優しいですが、その分、無香料ですので、スキンケアに香りを求める方には向かないです。

商品代0円のトライアルがある

HOLO BELL(ホロベル)の公式サイトで購入する場合のみ、トライアルを試すことができます。商品代金は無料で送料500円のみかかりますが、それで20g(約2週間分)を受け取ることができます。まずは試してから継続するか検討したい人にはおすすめのコースです。トライアルはその後定期便に移行しますが、やっぱり他の商品が良いという場合は、購入後10日以内にメールで解約の旨を伝えれば、キャンセル料も発生せず、解約できます。商品力に自信があるからこそできる姿勢ですね。

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以上で、【完全保存版】メンズスキンケア初心者のバイブルは終わりです。
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