今回は、毎日欠かさずに行う人も増えてきている洗顔の正しいやり方について、紹介します。
綺麗な肌は「洗顔から」と言われるほど洗顔は基本ですので、ご自身の方法とぜひ照らし合わせてみてください。
ダメな洗顔は?
間違った洗顔は敏感肌になっていく原因です。
自分の洗顔が以下に当てはまっていないかチェックしてみてください。
1.洗顔フォーム・クリームを顔につけてから泡立てている
洗顔をする際に泡立てることが面倒だと思っている方は、まず洗顔料を顔につけてから(もしくはほぼ泡立てずに)、顔をマッサージするように泡立てることが多いです。しかし、これは、手で顔を擦っている状態になりやすく、肌を傷つけてしまう恐れがあります。
2.洗顔フォーム・クリームを熱めのお湯もしくは冷水で洗い落としている
暑い夏には、冷水で、寒い冬には熱いお湯で洗顔している人も多いと思いますが、冷水は汚れが落ちにくく、洗顔料も顔に残ってしまう可能性があります。洗顔料の残り(石鹸カス)は、肌に残り続けると、不純物になり、毛穴の汚れにつながってしまいます。一方、熱いお湯の場合、刺激が強く、さらには必要な皮脂まで洗い流してしまうことがあります。
3.ゴシゴシ擦って、洗顔している
しっかり汚れを落とそうと、ゴシゴシと擦って、洗顔する方もいると思いますが、上述のとおり、手で顔を擦ってしまうと、肌を傷つけてしまうため、おすすめできません。
4.洗顔フォーム・クリームを顔につけてから洗い流すまでに1〜2分かかっている
洗顔料を長い時間、顔につけていると、余分な皮脂にまで洗顔料が吸着してしまい、必要以上に洗い流していしまうことで、乾燥肌につながってしまいます。
5.1日に3回以上、洗顔している
1日に何回も洗顔料を使って、洗顔をすると、皮脂が落ちすぎてしまう恐れがあります。気持ちが良いからといって、何度も洗っていると、乾燥肌や敏感肌につながってしまいますので、要注意です。
上記の洗顔方法を1つでも実施している人は要改善です。
正しい洗顔方法は?
ここでは、正しい洗顔方法とその理由を紹介していきます。
1.手でしっかり泡立ててから顔に優しくつける
泡には汚れを対象物から吸い出すようにはがし取り、包み込むという作用があります。そのため、手のうえで、しっかりと泡立てましょう。泡立てのコツは後述しますが、時短で洗顔したい人や泡立てが苦手な方は、泡立て用ネットや泡立てポンプを使うことをおすすめします。
泡が少ないと肌への摩擦が大きく、負担になります。そして、優しく顔につけてください(「乗せる」という表現のほうが正しいかもしれません)。
2.ぬるま湯で洗い流す
冷水だと汚れが残り、熱いお湯では、刺激が強く、皮脂を落としすぎてしまう。こう言われてしまうと、難しく感じてしまうかもしれませんが、洗顔に適切な温度は32℃ぐらいのぬるま湯です。手で触れて、熱くも冷たくもない微妙な感覚であれば、32℃程度ですので、それを目安に洗顔をしてみましょう。
3.Tゾーン、Uゾーンは意識して洗顔する
Tゾーン(額・鼻)とUゾーン(頬)の部分では、一般的に皮脂量が異なっています。Tゾーン(額・鼻)は一番皮脂が出やすいので、最初に洗顔フォーム・クリームをつけてあげて、その後、あまり皮脂がでないUゾーン(頬)につけるという順番がオススメです。
なお、目や口は皮膚が薄いので、あまり力を入れすぎないように注意してください。
4.すばやく、かつしっかり洗い流す
泡を長い時間つけていると汚れがかなり落ちるのではと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、洗顔料を顔につけておくと、汚れだけでなく、肌の保湿成分まで落としてしまい、乾燥を招いてしまいます。また、顔に洗顔料が残ったまま、タオルで拭き取るのもよくないので、しっかり洗い流すようにしましょう。そして、しっかり洗い流したあとは、清潔なタオルで優しく拭くようにしてください。
5.洗顔回数は1日2回までに抑える
洗顔料は脂を取る力が強いので、何回も洗顔料を使って、洗顔すると必要以上に皮脂が奪われ、逆に肌にダメージを与えることになります。洗顔はスッキリするので、何回も行いたい気持ちはわかりますが、朝と夜で1日2回までにしておきましょう。また、朝洗顔の是非を気にされる方もいると思いますが、基本的に朝は水洗いでも充分と考えています。もし、朝起きて、テカリ・ベタつきが気になる場合は、洗顔料を使ってもいいと思いますが、基本的に洗顔料は、夜に1回、気になる方でも朝夜で合計2回ぐらいに抑えておきましょう。
泡立て方法のコツ
泡を作るということが難しいと感じる方も多いと思います。実際、泡立ちにくい作りになっている洗顔料もあります。しかし、以下の手順を参考に泡立てをしていただければ、泡立てやすくなりますので、是非お試しください。
少しずつ水を加える
洗顔料を適量、手に取り、水を少しずつ加えながら、混ぜていきましょう。
空気を含ませる
水を加えた後は、空気を巻き込みながら、泡立てていきましょう。
もう一押し泡立てる
上記2つの手順は約20秒程度ですが、ある程度泡立ってきたと思ってからラストスパートで10秒泡立ててみましょう。
ここまでやってもらえれば、きめ細かい泡ができてくるはずです。
それでもやはり難しい場合は、泡立て用ネットや泡立てポンプを使ってみてください。
洗顔料を選ぶときのポイント
洗顔料を大きく分類すると、①石鹸タイプ②フォームタイプ③泡タイプがあります。それぞれについて、以下で簡単に紹介していきますので、洗顔料を選ぶ際のポイントにしてください。
石鹸タイプ
石鹸タイプは、脂肪酸と強アルカリを反応させた弱アルカリ性の洗浄剤のため、洗浄力が強いのが特徴的です。また、泡立ても一般的に難しいケースが多く、石鹸タイプを使用する場合は、専用のネットを使うことをおすすめします。
フォームタイプ
クリームやペースト状の洗顔料で、最もポピュラーなタイプです。種類が多いため、肌に優しいものから、刺激が強いものまであるため、一概には言えませんが、多くの場合は泡立てしやすいと思います。種類が多い分、自分に合った洗顔料を選ぶことができることが特徴です。
泡タイプ
ポンプを押すと泡で出てくるタイプの洗顔料です。泡立てが苦手な人からすると、とても楽ですが、泡自体はやや荒いものが多いです。さらに洗顔料に水を多く含ませているため、品質を安定させるために防腐剤を多く配合せざるを得ないケースがほとんどですので、肌への優しさは少し懸念されます。
洗顔後のスキンケアは?
ここまでで、洗顔の間違った方法、正しい方法、泡立てのコツ、洗顔料の選ぶ際のポイントがわかってきたと思います。洗顔はスキンケアの入り口と言われるほど重要な部分ですので、丁寧に正しく、品質の高い洗顔料を使って、洗顔をしていきましょう。しかし、洗顔だけがスキンケアではなく、やはりその後の保湿ケアが何よりも重要です。
洗顔料は脂を取る力が強い分、肌から水分の蒸発を防いでくれている皮脂膜も洗い流されてしまいます。そのため、水分が肌から失われ、乾燥しやすくなってしまします。
乾燥を防ぐためにも、洗顔後は化粧水・乳液もしくはオールインワン化粧品などで保湿をしてあげましょう。
人の肌は弱酸性であり、中和能といってアルカリ性を中和する力が備わっていますが、その機能が衰えている人もいます。したがって、洗顔後は弱酸性の化粧水などで保湿してあげることをオススメします!
まとめ
洗顔はスッキリしますけど、忙しい方には面倒に感じられたりします。そのせいか適当に洗顔してしまい、せっかくの洗顔が肌にダメージを与えるという悲しい結果を招いてしまいます。そのため、正しい洗顔を身につけ、綺麗な肌を保ちましょう。
・泡で優しく汚れを包み、ぬるま湯でしっかりと洗い流す
・皮脂が多い部分を重点的に、でも手短に済ませる
・洗顔は皮脂膜も洗い流すので、弱酸性の化粧水・乳液もしくはオールインワン化粧品をつけてケア
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